移住者の声

季節や天候によって違った顔のキリシマが見られるえびのへ!

岩切 純一さん

2020年1月 Jターン
前居住地:神奈川県(宮崎県宮崎市出身) 職業:えびの市観光協会(観光案内所) 家族構成:単身で移住

移住のきっかけは何ですか?
会社を退職したのを機に移住を決めました。以前から田舎暮らしに憧れていました。
身体を痛めて療養していたのですが、2019年に会社を退職したのを機に、「人生を休もう。ゆっくりしよう。」と移住を決めました。
移住をするにあたり、心配だったことは何ですか?
不安や心配はありませんでした。もともと旅好きで、いろいろなところへ行き、その土地で楽しく過ごせる性格なので、不安や心配はまったくありませんでした。
現在、どのような暮らしをされていますか?
仕事もプライベートも充実した日々を過ごしています。家族を関東に残し、単身で移住生活をしています。
仕事は、えびの市観光協会の職員として「足湯の駅 えびの高原観光案内所」に勤務しています。
また、個人事業主として、県内におけるサイクリングに関わる事業をしています。
「えびの高原 足湯の駅」について少し教えてください。
観光案内所あり!コンビニあり!レンタサイクルあり!2020年度から、観光案内所での業務をえびの市観光協会が運営し、コンビニ出店をJAえびの市が運営しています。
建物自体は古かったのですが、大規模な改修予定もあるようなので、より使いやすく親しまれる施設になるのではと期待しています。
レンタサイクルも始める予定ですので、たくさんの方に素晴らしい景観の中でサイクリングを楽しんでいただけることになると思います。
地元の方とのお付き合いはどうですか?
自治会の会合に参加するのが楽しみ!移住後、早速自治会に加入し、いろいろ教えてもらっています。
月1回の会合に参加するのが楽しみです。
その他の方々にも親しくお付き合いさせていただいており、一人暮らしの寂しさはありませんが、「さつま弁(方言)」の理解に苦労しています。
“えびの”に移住してよかったこと、たいへんなことはありますか?
素晴らしい景観の中でサイクリングができる事!えびのの人・自然が醸し出す波長がとても良いんです。
そして、素晴らしい景観の中でサイクリングできる事です。特に追い抜いていかれる車のドライバーさんの安全な車間の空け方は、秀逸です。サイクリストには喜ばれます。
また、持病の花粉などのアレルギー症状が大幅に緩和されたことにはびっくりしましたが、朝晩の気温差に慣れるのがちょっとたいへんでしたね。
これまでの暮らしと変わった点は何ですか?
時間にゆとりができたことで、本当の自分に向き合えました。「がむしゃらに稼がないと」という考えでしたが、時間にゆとりができたことで、「生きてるだけでもうけもん」「稼ぐよりもっと大切なものがあったんだな」という価値観にガラッと変わりました。
素直に生きる事の重要性に気づかされ、本当の自分に向き合えるようになったことは驚きでした。
“えびの”のここが好きだなと思うところは何ですか?
いろいろな表情のキリシマが見られること!季節や時間(えびの時間)、天候などによって、違った顔のキリシマが見られる事です。本当に飽きません。高低差があって3D感もすごいです!
田の神さぁをはじめとする、土俗文化・戦国の勇敢な武将などがいた歴史が色濃く残っており、大変興味深いものがあります。
また、キリシマが眺められる閲覧席でゆったりと本が読めるところも大いに気に入っています。
これから“えびの”へ移住を考えている人に一言お願いします。
とにかく一度えびのへ来てみて!『転地療法』と言う言葉があります。標高300m前後の地域で暮らす事で、身体的にも精神的にも良い影響があると聞いたことがあります。私自身、本当にその効果を実感しています。
今流行りの多拠点居住やワーケーションの候補地にしてもいいと思います。
とにかく、一度えびのに来て泊まって自転車で走ってみてください。そして、えびのに住んでみてください。きっと霧島山が優しく迎えてくれます。

2020年10月インタビュー